ノンジャンル独り言

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「ライド・ライク・ア・ガール」(2020) アマプラにて



オーストラリア最高峰の競馬レース、メルボルンカップで2015年に女性騎手として初めて優勝したミシェル・ペインの半生を描く一作。ペイン家は母を交通事故で亡くしているものの10人きょうだいなので毎日大騒ぎ。子ども達は調教師の父の教育で幼いころから騎手になるべく馬に乗り、末っ子のミシェルも着実に実力をつけていた。しかし姉達が兄達より良い成績を出しても最高峰のメルボルンカップに出場するのは兄達ばかり、ミシェル自身もなかなか有名なレースに出してもらえない。姉ブリジットが落馬事故で亡くなってからはなおさら父はミシェルをレースに出し渋るようになり、ミシェルは家を飛び出して騎手として雇ってもらえるよう馬主達に売り込みをかけるが……。

いや~良かったですね~~~スタオベスタオベ👏👏👏冒頭の通りなのでクライマックスの結末は分かっているのだけど、それでも最後のレースは「絶対勝ってー!!!」って思いながら観ちゃうし手に汗握るし緊張感、爽快感が凄かった。騎手の物語なのにあんまり馬との交流シーンとかはないのな?と思ってけど、中盤に運命の馬が出てくるので良かった。そして的確にミシェルがぶちあたる女性差別とそれへの反骨を描きつつも暗くならないバランスになっていて軽快で爽快感のある映画になってるの良かったな~。ミシェルが危険走行の判定などにも食って掛かかるくらい負けん気が強いのだけどそのじつめちゃくちゃ耐えてきてる人であるっていうのを本当にさらっと描写できているのがすごい良かったし、それが「やはりメルボルンカップには男性騎手を~」と言う馬主達に啖呵を切るシーンで生きてくるの、良かったよ~~。実際の勝利インタビューでご本人が「女性を見下す人たちの鼻をあかせたと思います」ってめちゃくちゃ笑顔で言ってて良かった。

すぐ上のダウン症の兄のスティーヴィーとは一番の仲良しで、スティーヴィー役はご本人が演じているのだけど、すごく自然体で良くって、スティーヴィーやお父さんまわりのエピソードも重くなりすぎないけど丁寧に扱われてて良かったよ~。


お父さんが倒れた夜に「父さんが死んだら僕どうすればいい?」「私がいるよ」「ミシェルが死んだら?」でミシェルが言葉を詰まらせてしまうの、ミシェル自身が落馬を何度も経験していて次に頭を打ったら死ぬって言われてるのを思うとかなり辛くて、でもスティーヴィーは厩舎で働くようになってそっちの雇い主との関係も描かれているからあまり閉塞感がなくてホっとする。家族ドラマだけど家族以外との関係もちゃんとあるので閉塞感がない、大事。▲畳む
  • 2024-2-29(木) 09:11:01

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