ノンジャンル独り言

なんでもつぶやく。創作、映画、刀ミュ、フィギュアスケートetc。

カテゴリ「映画」に属する投稿

「オールド・ガード」(2020) Netflixオリジナル



アンディ、ブッカー、ジョー、ニッキーの4人は不老不死の肉体を持つ戦士たちであり、遥か昔から人々を救うために正体を隠しながら戦い続けてきた。しかしそれは「死ねない」という苦痛の繰り返しでもあり、どれだけ戦っても世界から争いがなくならないことにリーダーのアンディは無力感を覚えていた。そんな折、元CIAのコプリーから誘拐された子ども達の救出依頼を受け南スーダンに赴いた4人だったが、依頼自体が罠であり不意打ちの銃撃による死から蘇る姿を映像に記録されてしまう。一方そのころ、海兵隊員のナイルは任務地で潜伏していた敵を制圧中に喉を切り裂かれてしまう。しかし目覚めた時にはその傷は消え去っていて……。

Netflixに復帰したのでようやく観ました。激かっこよシャリーズ・セロンをメガ盛りでお届け!!ありがとう!!!えーん、かっこいいよおおおおおおおおお!!かっこよすぎるのでここらでちょっと弱らせるね😉みたいなとこも良かったな(そういう話じゃない)

ジョーとニッキ―がさぁ……「彼氏かww」みたいな茶化しをものともしない愛を見せてくれたの良かったよねぇ……良かったねぇ……永遠の恋人たち……。

話自体はわりとゆるめというか、コプリーさんがちょっと見通し甘すぎてそのへんがあんまり……だったのと、不死身であることには意味があった!の下りは微妙だったかな。沢山の戦闘に介入してるからそりゃそういう風に人生が繋がっていくことはあるでしょ???無理やりすぎん???

2が制作されているはずだけど、まだ公開情報が来なくてぇ……原作コミックの邦訳版もないのか……そうか……。



クライマックスの5人での脱出劇、息のあった連携プレーがめちゃかっこよくて燃えた~~!そのうえでアンディが不死ではなくなりつつあるというのが、緊張感になっていて良かったな。生身のアンディの高所タイマンバトルかっこよかった~~。ナイルとの師弟関係っぽいところも良かったよ~。不死者たち、家族!という感じなのが良かったなぁ。

でもナイルの「不老不死でも数年ならバレない。だから少しだけ家族と一緒にいたい」っていう思いは最もなので、そこは叶えても良かったのでは?と思ってしまう。サガフロのアセルスの半妖ENDが頭をよぎったのでなおさらだな……。▲畳む
  • 2024-4-26(金) 21:39:23
「成功したオタク」(2021) 劇場にて



オ・セヨンはとあるK-POPアイドルの大ファンだった。当時中学生だった彼女は推しの記憶に残りたくて握手会に韓服を着て行き注目され、推しにも彼のファン達にも認知され、テレビのバラエティ番組で彼と共演したりもし、知る人ぞ知る「ソンドク(成功したオタク)」となった。けれど2019年、その彼は性犯罪の加害者として逮捕されてしまい、セヨンの推し活は唐突な終わりを迎えた。月日が経ってもこのことをどう受け止めるべきか、どういう姿勢でいるべきか分からないままのセヨンが答えを求めて同じ経験をしたファン達に取材していくドキュメンタリー。

予告だと推しの名前伏せてるけど、逮捕された事件というのはバーニング・サン事件 のことです。

ちょっと肉体疲労がたまっていて途中寝ちゃった……ごめんね……真摯に自分や取材相手の気持ちを引き出して向き合っていくドキュメンタリーで良かったです。皆自分の気持ちをしっかり言語化できててすごいな……。

助監督を頼もうと思ってた人から実は私もかつての推しが……と告白されて、お互いのグッズ持ち寄って処分しようとするけど「これは~でこの時は~で」と思い出話がつきなくて、気持ちが揺れちゃってでもあの時は確かに大好きででも彼らがしたことは絶対に許せないことで……っていう戸惑いが生々しくて、見入っちゃった。「(サインに)学年1位になって親孝行しろよ!って書いてくれて、私はそれで学年1位になったし親孝行もしたのに、書いた本人は今刑務所だよ!」っていうのが……本当にもうね……ちくしょうだね……。

途中で「推しが酷い犯罪をしていてもその人のファンであり続ける人はどんな気持ちなのか」という話になってパク・クネ元大統領の支持者集会(彼女を即時釈放せよ!とずっと集会を開いている)に取材にいくのがすごい緊張感でひえってなった。監督も「やべぇところ来ちゃった」って顔してなかった?ちょっと怖かったよ。

けど本当に皆自分の気持ちをしっかり言語化できててすごいよ(二回目)友達に取材しに行った時にヨーグルトマッコリ作ろうとして大失敗するところを結構長めにいれてたりとか食事シーンを多めに入れてるのは、推し活以外にも生活があって、っていうイメージなのかな。監督のお母さん(お母さんはかつての推しがセクハラ疑惑からの自死している)
にインタビューするところが良かったな。寝起きみたいな感じで出てくるお母さんもすごくしっかり考えを喋るの良かったな。

良かったなと言っても起きている事件の陰湿さがきついんですけどね……。
  • 2024-4-10(水) 21:37:41
「マルセル 靴をはいた小さな貝」

もうコミュニティの、家の外の世界も知っているマルセルなんだよな。
  • 2024-4-8(月) 22:39:38
「マルセル 靴をはいた小さな貝」

コミュニティと再会してみんな家に帰ってきて賑やかになって、それはとても幸せな光景だけど、だからこそディーンと過ごした一対一でゆっくり会話する日々は貴重なものだったんだなと浮かび上がってくるのが良かったな。▲畳む
  • 2024-4-8(月) 21:23:46
「マルセル 靴をはいた小さな貝」(2021) アマプラにて



カメラを向けられているのはマルセル、目のある2.5cmの貝から靴をはいた足が生えていている不思議な存在。彼はおばあちゃんのコニーと人間の家で隠れて暮らしている。かつてはマルセルの両親も含めて20匹からなるコミュニティがこの家にはあったというが、今は2匹だけ。カメラを向けているのはディーン、映像作家。いろいろあってAirbnbに出ていたこの家に越してきてマルセルと出会った。マルセルのドキュメンタリーを撮影してネットに公開したいのだという。マルセルの日々の生活や暮らしの工夫を記録した動画はたちまち話題になり、ネットを通じて多くの人と繋がれることを知ったマルセルは、やがて行方不明の家族を探したいと思い始めるが……。

良い映画でした……(しんみり)実写とストップモーションアニメを組み合わせたモキュメンタリーなんですけど、マルセルが、まぁ、かわいくてですねぇ……胸がぎゅ~~~~~っとなってしまい、観てる間はわわわわってなり続けてしまった。そのうえ、話がぁ、切ない!!!胸が重ねてぎゅ~~~~~っとなってちょっと休憩入れながら観た。おばあちゃん……おばあちゃん!!!マルセルとディーンが友情を育んでいる感じがドキュメンタリー構成の映像からもじんわり伝わってきていて、それが凄く良かった。冗談で笑いあったり、すれ違ったり、元気づけようとしたり、それができる距離にお互いいる感じが、良かったです。良かった。

マルセルもおばあちゃんもあまりにも愛しみのある造形で……と思っていたけど、ティーカップのお風呂入ってるところはとても目玉の親父でした。親父も愛しみのある造形か。


取材を受けない、受けない、受ける、受けない、からの沢山の取材スタッフがやってきて塞がれていた窓の新聞紙が剥がされて家に光が差し込むシーン、劇的な雰囲気の変化に「どうかこの取材で起きるのは良い変化であってくれ」と願わずにいられなくてめちゃくちゃに心が揺さぶられてしまった。そしておばあちゃん……怪我をきっかけに急激に衰えていくところとかリアルすぎてショックで辛かったけど、明るい陽射しの中を去っていくのは優しいシーンで良かったな。マルセルが「パーティの音を遠くに聞いているのは安心する」って言ってたの泣いちゃったな。自分達以外の人間たちが家にたくさんいるという変化を感じながら、マルセルにとって良い方向に変わるからと思いながら逝ったのかな。おばあちゃん……。

そこからのコミュニティとの劇的な再会、真面目にべしょべしょに泣いてしまったよ。救いだよ。ありがとう、良い映画です……。

でもコミュニティ、なんとなくみんな貝かと思ってたらまったく貝じゃないのもいて、え???マルセル達って、な、何????みたいになった。妖精さんってことでよろしい??▲畳む
  • 2024-4-8(月) 20:17:40
「マルセル 靴をはいた小さな貝」を途中まで観たのだけどマルセルがあんまりにも可愛くて胸がぎゅ~~~~っとなるうえにお話が切ない予感ひしひしでまた胸がぎゅ~~~~っとなってしまっており、先を観るのが怖い。これ以上ぎゅ~~~~っとなると困ります。急ぎの予定片付けてからしか観れない。
  • 2024-4-6(土) 21:33:23
「キャビン」(2012) アマプラにて(再見)



大学生のデイナはジュールズ、カート、ホールデン、マーティの友人グループで週末に山小屋でバカンスを楽しみに行くことに。和気あいあいと道中を楽しむ若者達だったが、謎の組織がその様子をモニターしていることを知る由もない。不気味なガソリンスタンドでの意味深な警告、不穏な気配の立ち込める山小屋、やがて導かれるように地下室で謎めいた小道具を手にしたところから惨劇のトリガーが引かれ……。

「キャビン」大好きで観るの三回目くらいなんですよ。面白いけど基本的に大きい音でびっくりさせる演出が多くて後半はすっごい血みどろになるやつです。もう12年前の映画になるんですね~。劇場で観てめちゃ面白くて、配信きた時に観て「あ!このチャラ男、クリヘムだったんか!」となって今回観て「あ!このインテリセクシー、エイブリー先生(fromグレイズ・アナトミー)か!!」となった。何回も観ると何回も発見がある。

なんでこの映画こんなに好きなんだろうな~と思いながら観てたのだけど、後半のやりたい放題っぷりがここまでやっててもあまり悪趣味すぎる感じにはなっていない……いやもともとブラックコメディな映画なので悪趣味ではあるのだけれど、なんかゲェって感じにはなっていないところが好きんだよな。なんだろうな。そもそも若者を定型に当てはめて……という大人たちのやり口が酷いので、全部ぶち壊していくのが良いんだよな……大人の敷いたレールを破壊する若者の話なんよな。どろどろに傷つけられた者の怒りがあるんだよな(ろくろ)デイナがあの「キャビン」の中ですべてを悟った時の慟哭が好きなんだよな。


今回改めて観てて、求められる役割としての「淫乱」「戦士」「学者」「愚者」「処女」があるけれど、本人たちは根っからそうじゃないのに適当に操作されてそういうふるまいにされている、というのが、やはり大人のやり口が酷いな……と思いました。まる。▲畳む
  • 2024-4-3(水) 16:56:54
好きな映画発表ドラゴン「キャビン」
  • 2024-4-3(水) 16:35:06
「アメリカン・フィクション」(2023) アマプラにて
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83...

モンクことセロニアス・エリソンは小説家だが売れ筋はイマイチ。自分なりの文学を追求しているが「もっと“黒人っぽい”ほうがウケる」と言われてしまう。世間ではスラム・貧困・ギャングを描く“いかにも”なシンタラ・ゴールデンの「ゲットーに生きて」が大ヒット中。家族の問題も重なりヤケクソになったモンクは別名義で“いかにもな黒人の物語”を書き上げる。どうせこういうのが好きなんだろうという皮肉のつもりだったが、原稿を送った出版社からはなんと「名作だ!ぜひ出版させてほしい!」と大金を提示され、あれよあれよと話題作になってしまい……。

面白かったですね~👏👏👏人種ステレオタイプの押し付けに対する痛烈な皮肉を描きつつ、“そうじゃない”モンクの家族ドラマも描きつつ、でもメタな展開になっていて、これを観ながら「そうだよね」ってわかった気になるなよって言われている感じで、はい……はい!となる。出版社が「発売日は奴隷解放記念日にしましょう!」っていうの絶句しちゃった。ちょっと「ゲット・アウト」と重なるな……。

家政婦のロレインが良かったな~。あと空がずっとキレイでぇ……これ劇場で観たかったですね……。


ラストシーンの撮影スタジオに座るプランテーションの奴隷の姿をした役者というのがあまりにも痛烈でヒュッてなった。▲畳む
  • 2024-4-2(火) 21:21:12
#今月観た映画

2024年3月分

■劇場にて
「夜明けのすべて」

■配信にて
「ウーマン・キング 無敵の女戦士たち」
「薬の神じゃない!」
「パーフェクト・ドライバー/成功率100%の女」
「シャレード」
「レイダース 欧州攻略」

今月はスローペースだったな。来月は「成功したオタク 」を観に行きたいです。
  • 2024-3-31(日) 22:41:26
「レイダース 欧州攻略」(2018) アマプラにて
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail...

凄腕の賞金稼ぎチームを率いるリン・ザイフォンはイタリアマフィアに捕らわれた天才ハッカー・マーキュリーを救出し、彼の子ども達と和やかなクリスマスを共に過ごす。それから12年後、故人となったマーキュリーの遺した情報集積システム「神の手」は各国の諜報機関に利用され世界に強い影響力を持つまでになっていた。しかしある日CIAイタリア支部から謎の人物によって「神の手」のチップが盗み出されてしまう。ソフィと名乗るその人物から指名を受けたリン・ザイフォンは、ライバルでありかつては互いのハートを賭けあった仲であるワン・チャオインとともに犯人に立ち向かうことになるが……。

陽のトニー・レオンでも観るか……と観始めたのだけど、これ「〇〇攻略」シリーズの第三弾なんです!?わたしくし「東京攻略」は履修しておりますのよ。「欧州」って言ってるけどずっとイタリア!「東京攻略」(2000)「ソウル攻略」(2005)なので大分空いてるな……。

ヒロインのチャオインがかっこいいかわいいかっこいいで良かったな~。香港映画的腕っぷしつよつよ気もつよつよなヒロインなのだけど、仕事着がタキシードなのかっこいい~~最高~~~。というか味方に強いお姉さんがいっぱいいる!敵も強いお姉さん!クライマックスでさらに敵に強いお姉さん!!強いお姉さんの強いアクションがいっぱい!!!と思ったら


全員味方でした~~~~なんじゃそりゃ~~~~となった。話、大味!!!そのどんでん返しをやるなら序盤にリン・ザイフォンはこういう大芝居うつ輩ですよってやっといたほうがよくない??▲畳む
  • 2024-3-31(日) 22:13:02
「シャレード」クライマックスの

「僕をもう一度信じてくれ」
「どうして」
「理由は何ひとつ思いつかんよ」

というやりとりが凄く好きだな〜。
  • 2024-3-28(木) 13:00:13
私は「ナイト&デイ」が大好きなんだけど、あれも「シャレード」の近似値なんだよな〜。「この人素敵!でも本当は危ない人!?」みたいなやつ。
  • 2024-3-27(水) 06:30:18
「シャレード」(1963) アマプラにて
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83...

レジーことレジーナ・ランパートは富豪の夫との愛のない結婚生活にうんざりして、姉とのスキー旅行中に離婚を決意する。しかしパリの豪奢な自宅アパートメントに帰ってくると家財道具がすべてなくっており夫の姿も見当たらない。やってきた警察によると夫はすでに死亡しているうえ、家財道具一式を競売にかけ、その落札金25万ドルを持って列車でパリを発つ途中に殺されたのだという。夫が持っていたはずの25万ドルが消えてしまったというのだが、警察に聞かれてもレジーは何も心当たりがない。しかし夫の葬儀に謎の3人の男が現れ、レジ―が25万ドルを持っていると思い込んだ彼らはかわるがわる脅しに現れる。さらにCIAを名乗るバーソロミュー、スキー旅行で出会ったピーターも絡んで事態は次々に急展開を見せていく。

アマプラ版、タイトルに「2013」ってついてるけどデジタルリマスター版とかそういうことかな?

大傑作 パリの街並み おしゃれだね (語彙なし感想俳句)
え~~面白かったな~~~~~え~~~~~クライマックスのパリのおしゃれ地下鉄逃亡劇、すごいよかった~~~え~~~あの~~~「北北西に進路を取れ」がスパイ映画の原点って言われるけど「シャレード」もそうですよね?と思ったらそもそも監督が「北北西に進路を取れ」みたいなの撮りたいと思って製作はじめたそうで……だから同じケーリー・グラントなのね。なるほどなるほど。え~~~でも~~~あの陰影の強い夜の逃亡劇とか~~~のちのスパイ映画、アクション映画全般影響受けてますよね~~~ね~~~~~え~~~~面白かった~~~~!!!

でもナイトクラブのセクハラ余興と船からアベック照らすのはあんま面白くなかったです!時代!

あと「からくりサーカス」で白銀と白金がやってた人形劇のやつ、これじゃないですか!!!!????

軽快なコメディタッチで始まってこの調子でずっといくのかなと思ったら怖い人はしっかり怖い!電話ブースでマッチ連続で点けられるところとか怖い!怖いよ!急に怖くしないで!!となった。ちゃんとコメディ要素も続くのだけど殺されるかも!の緊張感もばっちり続く。それゆえ終盤の逃亡劇が手に汗握るんだよなぁ。誰が殺人犯なのかぽんぽんぽんぽん話が転がっていくのがお見事👏👏👏

オードリー・ヘップバーンとケーリー・グラント、親子くらい歳離れてるけど、レジーがおもしれぇ女で惚れたらぐいぐいいっちゃうタイプでピーター側が何回か「待った待った」してるので不思議とバランスがとれてて良かったな。と思ったら実際にケーリー・グラント側が年齢差のこと気にしてたから女性側が迫る脚本に変更したそうで、いや~この変更でレジ―の個性が際立っるからめちゃくちゃ結果オーライじゃないすか、すごいな……。

※だいたいWikipediaを読んだ情報です。

「ロシュフォールの恋人たち」とか「紳士は金髪がお好き」とかもそうなのだけど、美人の主人公は当然口説かれ慣れてるので言い返しが強いの、頼もしくって好き。
  • 2024-3-26(火) 22:04:29
「パーフェクト・ドライバー/成功率100%の女」(2022) アマプラにて



チャン・ウナは“特殊な輸送”の依頼を引き受ける「特送」の凄腕ドライバー。今回の依頼は指名手配されている違法賭博ブローカーのキム・ドゥシクとその息子ソウォンを海外に逃亡させるために港まで運ぶこと。しかしドゥシクは違法賭博の元締めに見つかってしまい、ウナの元にたどり着いたのはドゥシクが持ち逃げしてきた大金と貸金庫の鍵を持たされたソウォンだけ。話が違うと依頼を放棄しようとするウナだったが、否応なく命がけの逃走劇に身を投じることになっていき……。

面白かった~~👏👏👏「パラサイト 半地下の家族」のクールな長女役だったパク・ソダムを主演に据えたカーアクション映画で今回も役どころがクール!!!この主人公、職場の人間関係は悪くなさそうなのに焼肉パーティーには参加せずまっすぐ家に帰る。なぜなら!家に!猫ちゃんがいるからです!!!(猫ちゃんはずっと無事です)ウナが天涯孤独な境遇だけど、ふつーに一人を謳歌しているのがすっごい良かったな……。いや社長とは親子っぽい関係ではあったし会社の人達とも仲いいんだろうけど、猫が一番っぽいところ良かった……。

話は「クールな運び屋の今度の“荷物”は子どもで……」という王道のやつなのだけど、スタイリッシュに飽きずに観れて良かった~。でも韓国映画標準レベルのバイオレンスはある……(殴る蹴る鈍器で殴打派手な血塗れ何か釘打つやつで拷問)(主人公と子どもは拷問うけない)カーチェイスは前半に山盛りで後半は肉弾戦多めという感じ。前半の狭めな住宅街の緩急つけた逃走劇が良かったな~。でも私は車そんなに詳しくないので「みんな……みんな黒い車だ!(見分けがつかない)」となった。

追ってくる悪徳警官が怖くて良いキャラ……良いキャラで怖い……そしてその怖い人と渡りあう国家情報院の人、かっこよかった……。脇役までキャラが立ってて良かったんだけど、反面殺人マシーンぽく出てきた彼は出番少なくて何???だったぞ。

人情面がしっかり要所を押さえつつもあまりくどくならずに軽快で良かった……のだけど

社長死んじゃったのヤダ~~~😭なんで~~~😭😭ぬけぬけと生き延びてよ~~~😭😭😭良いキャラだったのに……。この特送チームで続編ばんばん作って欲しかったよう……。▲畳む
  • 2024-3-19(火) 18:36:14
「薬の神じゃない!」(2018) アマプラにて



インドから輸入した強壮剤を売っているチョン・ヨンは商才がなく家賃は滞納、元妻からは軽蔑され息子とも引き離されそうになっている。ある日、訪ねてきた男、リュ・ショウイーからインドで認可された白血病治療薬の密輸を持ちかけられる。彼自身も白血病患者であり国内で認可されている正規の薬は高すぎてとても買い続けることができず、はるかに安価なインド製の新薬が頼みの綱なのだという。最初は危険すぎると断っていたチョン・ヨンだったが、高齢の父の治療費まで必要になり、しぶしぶ密輸の仕事を引き受けることにする。当初は販売に苦労するものの、白血病の娘を持つストリッパーのスーフェイ、英語ができるリウ牧師、チンピラのボン・ハオを仲間に加え、次第に密輸薬の販売を商売として軌道に乗せ始め大金を手にするようになるが……。

お、面白かった~~~~👏👏👏軽快なドタバタコメディからますぐなヒューマンドラマに着地。お見事👏👏👏それでいてカーチェイスなどの見せ場を要所要所に盛り込んでいてエンタメ作として密度が高くて良かった~~。登場人物の演技が、表情が皆良い。良いよ~。悪役のチャン博士ですらめちゃ良いもんな。ズルいよ。チョン・ヨンが典型的なダメ男から、だんだんと患者達に向き合うようになり……という展開を本当に丁寧にやっており、良かった。顔つきの変化がとても良かった。

実際に中国でこういう事件があり、それが医療改革をおしすすめ、ジェネリック医薬品も認められるようになったという経緯があるのだけれど、この映画だとスイスの製薬会社だけが悪者みたいだけど、それを野放しにしていたのは国では……という気もしてしまい、そこは……描けぬか……。国が認めて良くなりました!というエンドロールはちょっと鼻につくかな。

でも人情ドラマ面の演出が常にまっすぐで良かったな~。素直に泣けてしまう。


白血病患者は感染症に気を付けなければならないから皆マスクをしていて、だからラストに護送車を見守る人達が皆白血病患者だとわかるの、良い演出だったし、その中に彼らがいるの、ベタだけど素直に泣けてしまった。▲畳む
  • 2024-3-16(土) 21:44:10
#短歌

俯く日 立ち止まる日 笑った日
等しく夜明け前は暗闇

「夜明けのすべて」
  • 2024-3-14(木) 22:57:53
「夜明けのすべて」で検索すると「キスシーン」がサジェストされる!これは松村くんファンの不安のあらわれだろうか。ラブシーン一切ありません!!
  • 2024-3-14(木) 19:33:06
「夜明けのすべて」 劇場にて



PMS(月経前症候群)の酷い藤沢さんは月に1日だけどうしようもなくイラだって爆発してしまう日があり、新卒で入社した会社で失敗を重ね逃げるように退職してしまう。それから5年経ち、今は程よい距離感で接してくれる小さな会社でなんとかやっていたが、新しく入って来たやる気のなさそうな山添くんのささいな行動にまたしても怒りを爆発させてしまう。申し訳なく思う藤沢さんだったが山添くんは特に気にする様子もなく、相変わらず無気力な様子。だがあるきっかけで山添くんがパニック障害を抱えていることに気づいた藤沢さんは、病気によるどうしようもなさを抱えてる者同士として何かしてあげられないかと思うようになる。押しの強い藤沢さんに引き気味の山添くんだったが、お互いの症状をほんの少しだけ理解でき、病気のことを気兼ねなく話せる関係は次第に心地よいものになっていく。

とても良い映画でしたね~~~👏👏👏宣伝にある通り、恋でも友情でもない、連帯みたいな関係の男女の話なんですが、あらすじをまとめる時に恋愛っぽく見えないように書くの難しいね!主演二人の自然体の演技がとてもよくて、打ち解けた二人はあえていうなら適度に仲の良い姉弟くらいの距離感で、その雰囲気がとても自然で良かったな~~。本当にこういう光景をすごく自然に描いてくれるのが良かった。良かったです。メインの二人だけじゃなくて、周りの人達も含めて、いろんな人がいて、いろんなものを抱えていて、でも生活は、日々は続いていて、そういうものだねって受け止めてくれる人がいるだけで、ちょっと息がしやすくなる、そういう話をしてくれていたなと思う。優しい映画でした。

良かったから帰りに原作小説買ってそのまま読み切ったんですが、原作だとまわりからの「付き合ってるの?」「お似合いだね!」茶化しが結構頻繁にあり、まあそれが普通かなと思うけど、映画はそういうのを一切入れてないけど、そういうのじゃなくて……っていうのを説明しなくても雰囲気で描ききってるのが良かったな。

今の会社の社長と山添くんの前の上司の描き方がすごくよくって、これは映画オリジナルなのにちょっとびっくりした。会社がプラネタリウムのおもちゃ作ってるのも原作から変えてるんだな~。社長の弟さんまわりのエピソードすごく丁寧で良かったし、「夜明け前が一番暗い」はただの天体運動の一部で~っていうの、良かったな。良い日でも悪い日でも平等に今日は終わる。ちゃんと終わるんだよ。

エンドロールの定点ロングショット、めちゃくちゃ良かったな~~~。え~~良い映画だった。
  • 2024-3-14(木) 19:31:35
「夜明けのすべて」めちゃくちゃ良かった。
  • 2024-3-14(木) 12:15:15

全文検索