ノンジャンル独り言

パク・チャヌク監督は「お嬢さん」以前だと「親切なクムジャさん」が好きなのだけど、これ2005年公開のなのか……そんな前か……。

というか最近女性主人公の映画じゃないと食指が動かないみたいなとこある……。

「別れる決心」
前作の「お嬢さん」がめちゃくちゃ良かったから期待値あげすぎてしまったのか、今作はあんまりしっくりこなかった……。というかこの話女同士で観たいって思っちゃうんだよなー。でも構図の決まりっぷりや色彩の美しさは良かった。

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逐一性欲を誇示してくる妻が柘榴とスッポン持って去っていくの良かったし、冷めてた夫が仕返しで「憎み合っている時もするってのはどうなった」っていうのも良かったな。あとヘッドライトで顔見えなくなる演出良かった。▲畳む

来週「別れる決心」観に行って再来週「アラビアンナイト 三千年の願い」観に行ってその次は「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」観に行かねばならぬ。

#小説 これは愚痴なんですけど私は「ぼきわんが来る」の良く考えられたバランス感覚が好きなのでそれをことごとくぶち壊した映画「来る」は全然好きじゃないのに除霊フェスと柴田理恵のインパクトでageられ続けてるのでイッ！！！ってなる。

「すずめの戸締り」
良かったけどﾈｺﾁｬﾝ！！！良かったけどﾈｺﾁｬﾝーーーッ！！！！の反復横跳び。

ネタバレない範囲で言うとすかしたイケメンが子供向けの椅子になってめちゃくちゃにアクションするビジュアルが面白すぎてズルいよ！！？何やっても手に汗握っちゃうもん。ズルいよ！！？？？すずめちゃんもアクションに躊躇いがないの清々しくて良かった。行動力の鬼。

津波のシーンは直接ないけれど震災を真っ向から扱った話で被災地の姿が要所要所ではっきり出てくるし地震速報も何回も鳴るのでそのへんにストレス感じる人はやはり注意が必要。露悪的な描き方ではないのだけど、精神的にえぐる場面にはなっているので。

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ダイジンがもっと老成している感じの神だったらダメージ少なかったかもしれんのだけど、あんな幼くて純心に人間を慕ってくれた小さな生き物をーーーー！！やめろーーーー！！！とならざるを得ない……ひどいよ……。

あと悪い大人ならともかく教員目指してるやつが学生さんの前でタバコを吸うんじない！！

でも文句のつけどころはその２点くらいで、描こうとした主題は本当に真っ直ぐで良かった。

私も母が亡くなって10日くらいは「お母さんのいない生活が怖い、生きていける自信がない」って思ってたから、なんか凄いドンピシャなテーマをぶつけられておいおい泣いた。私の場合はもろもろの手続きをこなしているうちに1ヶ月くらい経っていて「あ、まあまあ生きてられてる」と思えてそこそこの回復を感じて仕事復帰して普通に仕事できてまた回復を感じて、な繰り返しでした。まだまだ辛いが！！でも子供は手続きに忙殺されるとか仕事に打ち込むとかないからね……辛い。

環さんとすずめの関係、ドス黒い本音をぶちまけてしまった上で「そう思ってしまったのも本当だけどそれだけじゃない」でさらっと和解を描いてたの良かった。一緒に過ごした12年間の厚みがさらっとしていて良かった。

「命はかりそめだと知っています。死はすぐそばにあると知っています。それでも！」が良かったなあ。すずめちゃんもサラっと言っていたけど生きてるのって運でしかないというの、身近な人間を突然亡くすと本当にそう思うやつで……。

お母さんか草太さんかみたいなところからの自分だったていうの良かったねぇ……自分から自分へのあなたはちゃんと大きくなれる、良かったねぇ。こんなめちゃくちゃ真っ直ぐなメッセージをぶっこんでくるの凄いな。良かったな。

あ、嘘ついた。クライマックスが結局ジブリっぽい絵面になっちゃうのは不満でーーす！！！（3つめの文句）▲畳む

「ナイブズ・アウト:グラスオニオン」
始末の付け方があんまり好きじゃなかったなー。前作のレトロな画面作りが好きだったから今回の舞台が最新テクノロジー成金のガラスの城という時点であまりノれなくてですね……。それでも衣装、舞台美術は見応えありありでよかったんだけども。ブノワ・ブランはシリーズ化して欲しいけどゆるめのドラマシリーズにしません？？？

「天使にラブソングを」、「キャラクターのバリエーションが豊富な女性のチーム（中年以上が多い）が元気に明るく大活躍する」という点で稀有な映画なんだよな……。おばあちゃんチームが主人公の映画は確かにあるんだけどコメディでも老いや死を取り込む展開になるのがほとんどなので（それが悪いってわけではないのだけど）

ミッシェル・ヨーマルチバース映画日本公開来るー！！！
https://gaga.ne.jp/eeaao/

「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」

いやーめちゃくちゃ良かったですね。惜しみのないアクションの連続ととても優しくて美しいラストシーン。感じ入っちゃう。

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すっごい女性主体映画になっててパワフル女子がバンバンでてきてごんごん活躍するのでにっこりしたー！！でも反面「おか、お母さーん！！😭」な展開に傷を抉られたりもして、そこはまだ準備できてなかったなあ。若者が圧倒的庇護者を立て続けに失うのはあまりにも辛い。

シュリが想いたいのは王としての彼ではなく守護者としての彼ではなく、自分の前では何の肩書きも背負わずふざけあったりできる兄としての彼で、だからこそラストシーンの美しさが胸に染みる。皆で思い出話をしたり慰めあったりという哀悼もあるけれど、誰とも共有できない、したくない故人への想いというのを見事に描いてて圧巻だった。

前作が伝統民族文化の祝祭感が全面に出てたので今作で伝統を重んじてないシュリを主役にそこから一歩引いた個人の物語になってたのは良いサプライズでした。1人で泣いたっていいんだよ……。▲畳む

#短歌
まなざしに　僅かな間　焼き付けた
私たちは特別だった？

「アフター・ヤン」

「アフター・ヤン」

母亡くしてすぐ喪失のお話を観るのはきついかな？とちょっと思ったんだけどわりと大丈夫だった。

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マイナスな感想なんですが「温厚で思慮深いアジア人」像みたいなのが私ちょっと好きではないなと途中から思ってしまい……。いやヤンはアンドロイドなのでそういう人物像（アンドロイド像？）になるのは、まあ、そうなのだけど……。

過剰に煽らない静かな話運びは良かったし、ヤンの断片的なメモリに記憶を辿る夫婦が良かった。あと子供や大切な人の後ろ姿を記録しているところ、母にもメモリがあったら私の後ろ姿記録してたかなって思ってしまい目頭にきた（私がいつもスタスタ先に歩いてしまっていたからな）▲畳む

#アニメ 羅小黒戦記「Webアニメ版？の劇場版？この主人公の子が白髪の時と黒髪の時あるのなんでだろ？妖精さんだから成長すると色が変わるとかあるのかな？🤔かわいいね😊」みたいなふわふわ認識で観に行ったらあの展開でヒンッてなった思い出。羅小黒戦記はいいぞ……。

#アニメ 羅小黒戦記、劇場版を5話分割して新規書き下ろしを加えてテレビ放送？？？？
https://luoxiaohei-movie.com/news/?id=61...
万聖街の吹き替え版放送の前振りとしてみたいだけど、5話分割ってどんな感じになるんだろ。羅小黒戦記は良いぞ……。

行ったどー！！「ザ・ロストシティ」

ギャグがあんまりツボにはまらなかったけど、良いところもわりとあって、映画館の会員クーポンで1200円で観れたので良かったかな。

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ブラピがそうそうに死ーー！！？？死ーーーーーー！！？？？？？死ーーーーーーーんでなかった……か？？？？最後のあれ、振り返ったら居なかったとかでも良かった気がする。

後半アランちゃん頑張れ！！と手に汗握った。アランちゃん、ロン毛のウィッグが恥ずかしかったけどこんなに喜んでくれるファンがいるなら〜のとこ良かった。

主人公、主人公もうちょっと脚本上の奥行きあっても良かったのでは？？いや最低限の情報で良く見せきってはいるのだけど。うーん！

王道ロマコメ！！で良かったといえば良かったけどもう一声！でもあったかな。▲畳む

「トイ・ストーリー4」
「トイ・ストーリー4」と「カーズ/クロスロード」はどっちも「最良の時が過ぎたとしても人生は続いていくけど、それはきっと悪いことじゃないよ」という話を大人に向けて優しくしてくれていると思っていて、好き。

あとボー・ピープが完全にキャプテン・アメリカの盾使いをするとこ最高。

「マグニフィセント・セブン」に絡めてイ・ビョンホン出演作全般のネタバレなんだけど

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イ・ビョンホン死んじゃう役ばっかだなと思うが、イ・ビョンホンの死に顔演技の目力はとても良いので仕方ないかな……の気持ち。
あなたの死んじゃうイ・ビョンホンはどこから？私は「JSA」から！▲畳む

「マグニフィセント・セブン」
画面の後ろで長い足をぐるるんとさせて馬から降りるビリー、大変良き。

これは「マグニフィセント・セブン」のドラマシリーズ（妄想）の話なんですけど、みんなで迷子を保護してなんか知らんがその子がビリーに一番懐く話あると思います！

うちのテレビ、もう二回りくらい大きくてもいいよなーと思いながらBSで「マグニフィセント・セブン」を観ている。

もう5年前かー。
https://yorudori.ciao.jp/2017/01/113

最初のほうの小競り合いの時の「待ってくれ、俺には家族が！」「お前がいなくても困らない」が好きですねぇ。

「ミラベルと魔法だらけの家」面白かったー。

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いつにも増して歌！歌！歌！だったなー。良き。ルイーサが能筋タイプではなくて怪力という魔法を授かったがゆえにもっと強くあり続けなければというプレッシャーを抱えているの、繊細な描写で良かったですね……歌も良い。イザベルがレリゴー（概念）した時、むちゃくちゃガッツポーズしちゃった！！薔薇以外も咲かせまくってくれ！！！

いやーでもミラベルがあの年から孤独を感じ続けていたの辛すぎるんだがー！！？おうち、帰らなきゃダメです？？？の気持ちもちょっとある……。不和を認めてお互いをちゃんと受け入れるというのは描かれているし、また作り直そう～という歌でまとめられてはいるのだけど。ブルーノに「ずっとここにいてね」っていうのもちょっと「怖っ！！」と思ってしまった。あの家族には家や土地から出ていく選択肢はないのね……。

レッサーパンダとミラベル続けて観ると、ディズニーは抑圧的な母性をちゃんと描くようになったのに男から女への抑圧はあんまりしっかりやらないですよね……とも思ってしまう。分かってはいたけど家父長制をぶっこわしてはくれねぇよな、の気持ち。私は家父長制をぶっ壊してくれる子供向けアニメーションが観たい！！！▲畳む