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カットニス、一妻多夫いけるだろ!の気持ち、ゲースロの後半で「ジョラーのこと 抱いてやりなよ デナーリス」(下世話感想俳句)ってなってた時の気持ちに近い。私は男を抱く女が好きですね。どっちも抱いてないが。
  • 2024-5-20(月) 22:20:02
予告編だと主人公が他の出場者とガチバトルして勝つ話みたいに見えるけど一作目の時からそういう話ではない……対戦相手は結構ドライに死んでいく>ハンガー・ゲーム
  • 2024-5-20(月) 20:13:43
「ハンガー・ゲーム2」(2013) Netflixにて


過酷なハンガー・ゲームを同地区代表のピータと共に生き延びたカットニス。一躍時の人となるが、同時に彼女がゲームメーカーのシナリオに抗って生き延びたことを感じ取った民衆は彼女を反逆のシンボルと見なして12の地区では革命の機運が高まっていた。大統領はそれを鎮めるためにカットニスとピータに凱旋ツアーを命じる。しかし二人の振る舞いに関わらず人々の政府への不信感は高まる一方で鎮めようがなく、カットニスはやるせなさを募らせる。そんな中、政府は第75回記念大会と称して「歴代優勝者」が参加する特別な「ハンガー・ゲーム」の開催を発表する。

予告で「本当の戦いはまだ始まっていなかった……!!」っていってるけど、今回もわりと始まってない!!これ、シリーズ一気見してるから楽しめてるけど、リアルタイムで次作公開待ちながらだと観れたかな……というところもある。

政府……クソがよ!!ポイントがどんどん貯まっていくし、カットニスが望むと望まないとに関わらず、一度火のついた反逆の勢いは止まらないというのが、良かったです。カットニスは生き延びるのに精一杯で、でもこの世界で生き延びることは体制に抗うことで、それこそが革命なんすよね……観る前はもっと主人公が最初から革命の意志があるのかと思ってたけどそうじゃなくて、でもその反骨精神があるからこそ革命のシンボルとなっていくのがドライで良い。

ウェディングドレスが燃え盛って反逆のマネシカケスになるの最高だったなー。シナ、最高のデザイナー……。

三角関係というか今回もう一人名乗りを上げてきたしなんならヘイミッチもカウントするか?全員(精神的に)抱いてやれよカットニス……みたい思ってしまい、下世話な見方だな、やめよう、と一人で反省した(何の話だ)。フィニック、チャラ男でモテ男だけどおばあちゃん絶対助けるマンなの良かった。

軽薄な付き添い人だったエフィーが、今回カットニス達が再び大会に参加させられることに本気で心を痛めてるのが、なんか目頭にきてしまう。あんまりだよな……。

次回いよいよ革命か……!!?
  • 2024-5-20(月) 20:10:04
「ハンガー・ゲーム2」を観始めているけれど、三角関係については「一妻多夫でいいんじゃない?カットニスなら大丈夫だろ!」となってしまう。男側が大丈夫じゃない。それはそう。
  • 2024-5-19(日) 08:30:48
「ハンガー・ゲーム」(2012) Netflixにて


パネム国は労働者が住む12の地区と、そこから吸い上げた資源で潤う富裕層が住むキャピタルを中心とする独裁国家。労働者の反乱を抑止するためのガス抜きとして12の各地区から12歳から18歳の男女1名ずつ計24名を選出し最後の一人まで殺し合わせる「ハンガー・ゲーム」が毎年開催されている。炭鉱地区である12地区に住むカットニスは出場者として選ばれてしまった幼い妹の代わりにゲームへの参加を志願し、同じ地区から選ばれたピータと共に観客のためにショーアップされた殺し合いの戦いへ身を投じることとなる。

最近まで3部作(調べたら最終章は前後編だったみたいなので4部作か)やってた気がしたけど1作目はもう12年前なのか~。なんか全然古びてなくて手に汗握って観てしまった。バトロワだ!!とちょっと思ったけど、よりドライかつゲームをショーとして消費し利用する権力者側の嫌さが際立っていて、このへんのバランスが古びてない要因かな。12地区とキャピタルのあまりの違いとゲームがショーアップされまくっていることの皮肉さからの、最初の戦闘開始の時の無残なドライさが凄くって背筋が伸びた。

最初からシリーズ前提で作られてるからまだまだ「続く!!」なのだけど、次も観たい!と思う面白さだった。どうなっちゃうの~~!!!


ルール変更で同じ地区の二人が生き残ったらどっちも優勝だよ→やっぱり一人だけにするよ、が嫌すぎて「嫌っ!!!」って声でちゃったよ。やると思ったけどさ~。でもカットニスが二人で自殺しようとすれば止めに入ると確信したのがすごい良かったですね。勝者がいなければガス抜きとして機能しないからな。▲畳む
  • 2024-5-18(土) 16:01:33
ウィキッド映画版、ついにくるのか~!!!11月に全米公開だと日本公開来年かな?
  • 2024-5-16(木) 22:28:23
「ヒットマンズ・ボディガード」(2017) Netflix


マイケル・ブライスはトリプルAランクの凄腕ボディガードだったが、ある仕事で任務完了直前に依頼人が殺されてしまう。それから二年後、ランクは落ちぶれてしまったものの燻りながらボディガードを続けていたマイケルのもとに、元カノでインターポールのアメリアからの依頼が舞い込む。内容は極悪な独裁者デュコビッチの有罪を確定させるために裁判で証言をする凄腕ヒットマンのダリウス・キンケイドを護送して欲しいというものだったが、このキンケイドとマイケルはこれまでも仕事で度々鉢合わせてきた犬猿の仲で……!?

初手、トンチキジャパン!アウトー!!(今、トンチキジャパンを面白がる元気がない)ベラルーシの前大統領を演じるのがゲイリー・オールドマンなのもちょっと今はモヤつくかな……というところであんまりノれなくてですね……マイケルが仕事で失敗したのは元カノから情報が漏れたせいと強固に思い込んでるのもちょっと受け付けなくてですね……あんまり主人公好きになれなくて、2人のバディにもノれなかったな……。アクションは明快&豪快で良かった。サルマ・ハエック(キンケイドの妻)がスーパーホットなのも良かった。アメリアが見たことある人!と思ったら「キング・オブ・エジプト」のハトホル様だった。なおさらアメリアに肩入れしちゃうからマイケルお前よお……になってしまった。
  • 2024-5-16(木) 15:14:29
「カラオケ行こ!」、女子中学生でやったらまじで笑えない話であり、女子でダメなら男子でもダメだろ?それはそう……。でも映画としての完成度と漫画実写化作品としての完成度がかなり凄い……。
  • 2024-5-15(水) 07:17:52
実写版「カラオケ行こ!」、本当に原作からの変更・追加・脚色した要素が良く効いており、聡実くんの等身大の生活感が良く描かれており、それゆえヤクザの暴力と異質さが際立つのがまた全体に効いており、聡実くんの「もう無理です!」がはっきりシリアスな恐怖になっており、それでも「狂児さんだけなら」と言ってしまうのは、それははっきりと……という描き方で、本当に良かったですね(高速でろくろを回し続けるオタク)

演出としては暴力はあまりギャグにならないようにやってたと思うんですよね。最後もヤクザの時代は終わって変わる……かな?くらいにはなってたかなー。
  • 2024-5-15(水) 07:07:47
え~~ちょっと本当に生身の声での渾身の「紅」があまりにも胸を打つし、そこへ向けての映画としての組み立て方も抜群に良かったですし、ボーイズのラブに真っ向からがっぷりよつしており良かったですね。>「カラオケ行こ!」

ヤクザの暴力性からも逃げてないのだけど、ヤクザも少年の青春同様終わりゆくもので……って感じもあったかな……あったかな???
  • 2024-5-14(火) 23:35:14
#漫画 「カラオケ行こ!」映画鑑賞→「カラオケ行こ!」原作再読→「ファミレス行こ。」上巻購入→「下巻いつ!!??」となっている。
  • 2024-5-14(火) 22:38:46
「カラオケ行こ!」(2024) Netflixにて


合唱部の部長を務める中学三年生の岡聡実は3位に終わった合唱コンクールのあと変な男に声をかけられる。「カラオケ行こ!」。明らかにカタギでない男・成田狂児は組長主催のカラオケ大会で恐ろしい罰が与えられる最下位から逃れるために、聡実に歌の指導をして欲しいと頼み込み……?

よ、よかった〜〜👏👏👏これ映画館で観たかったな〜。最近配信で映画見始めてもノりきれなくて途中で止めてそのままになってるのが多いのだけど「カラオケ行こ!」はすんなり観れたな〜。映画力(えいがぢから)が強い!原作既読だから話が頭に入りやすいってのもあったかな。

原作よりはっきり愛!!と思ったけど観たあとに原作読み返したら記憶以上にはっきり愛しとった。ごめん。こんなに色っぺー話でした???原作からの変更点が演出として良く効いており聡実くんの生活感に奥行きが出てるの良かったな。それゆえにヤクザパートのヤバい異質さが際立つし、どれもやがて終わる青春の一部だけど一等ギラついて焼きついてしまうのは……っていうのが、本当に映画として瑞々しくて良かった。

しかしぬるっと気さくで優しいがいつ暴力を飛ばしてくるか分からない綾野剛、ヤバい色気で本当にあかんやつ……あと「カラオケで『え、上手いねぇ〜😊』と言われる程度の素人の歌い方」が上手いの何???

声変わり直前の少年の声が、実際に実写音声として響くとあまりにも胸を締め付けるし、ガチトーンのヤクザブチ切れが怖いけど、それゆえ聡実くんのブチ切れがきくんだよな。少年……少年!!😭

与えるのが愛、からの鮭の皮とお守り、良かったなー。

などと良かったなーと思う反面ヤクザと未成年の組み合わせを爽やかに受け止めるのは良くねえんだよな……の気持ちも持っておきたい。
  • 2024-5-14(火) 22:36:34
「恋のミニスカウェポン」(2004) Netflixにて
https://www.netflix.com/title/60034795

大学進学適性試験に隠されたもう一つの試験によりスパイの適正を見出された女子高生、エイミー、マックス、ジャネット、ドミニクの4人は国家防衛組織D.E.B.S.の精鋭チームとして活躍している。今回のターゲットは世紀の大泥棒にして極悪非道なルーシー・ダイヤモンド。彼女の企みを探るために張り込む4人だったが、騒動になり逃げる彼女を追ううちになんとエイミーとルーシーが恋に落ちてしまい!?

吹き替えで観ました。お噂はかねがね……なタイトルなんですが、スーパーハッピーレズビアンゆるおバカラブコメディだーーー!!!(きゃっきゃっ)D.E.B.S.の制服がミニスカだけど制服がミニスカである以外にお色気要素ないです。これはティーンでも観られるように作ってるんだろうな。愛し合う二人のベッドシーンも可愛いにふりきっておりにっこりした。

軽快でゆるくてへんてこで、でも同性愛表象につていは結構真面目で丁寧で良かったですね~なんかずっとにこにこしちゃう。ラブコメとしてはコメディするけど同性を好きになること自体は決して茶化さず、お色気要素にせず、まわりから違うでしょって言われる辛さも入れてきていて、20年前にこういう手触りの映画あったということがすごいハッピーでにこにこしてしまう。


エイミーが他のメンバーのように特性がないのに試験で満点とれたのはなぜですか?と聞いて「嘘についての回答が完璧だった。君は完璧に嘘がつける」って言われるところが結構辛くて、エイミーが本当は同性が好きなことをずっと嘘をついて隠してた、そうじゃない自分になろうとしてたってことで、このあたり本当に真面目な映画なんだよな。うなっちゃうぜ。▲畳む
  • 2024-5-7(火) 17:14:17
#今月観た映画

2024年5月分

■劇場にて
「成功したオタク」

■配信
「アメリカン・フィクション」
「キャビン」(再見)
「マルセル 靴をはいた小さな貝」
「オールド・ガード」
「キル・ボクスン」

映画観る元気があんまりないな……。
  • 2024-4-30(火) 22:12:08
「キル・ボクスン」(2023) Netflixオリジナル



キル・ボクスンはMK社に所属する凄腕の殺し屋でシングルマザー。今日も華麗に「作品」を仕上げるが家では思春期の娘との関係に悩んでいて……。

面白かったー👏👏👏ただもうちょっと短めにテンション高くまとめてくれても良かった気もする。序盤は結構ゆっくりな展開で中盤の居酒屋バトルでテンションぶち上がって、ここからノンストップか!?と思ったけどわりとアクション後はまたゆっくり展開だったので……。リッチな作りの映画ではある。セットが良いよーー!!

凄腕の殺し屋なので相手の動きをシミュレーションするのだけど、それを映像で見せるのがスタイリッシュで、この見せ方がクライマックスで凄いことになるのだけど、決着の付け方は、情〜〜!!で良かったな。良かったです。

ボクスンがすごく強くてかっこいいが娘との関係には等身大で悩んでおり……の描写が丁寧なので

依頼された仕事が汚職議員からの息子の殺害依頼だと気づいて、殺すのやめる展開がスマートでも説得力あって良かったです。「だめ!殺せない!」というより「いや、無理だな……」ぐらいの感じなのが良かった。

娘から秘密を打ち明けられて、でも自分の秘密は絶対明かせなくての葛藤が良かったし、その上で最後の「お疲れ様」が沁みる……。

いや〜しかし代表〜〜!惚れた弱みですわね……しょうがないね、堕ちるわねあんな笑顔。▲畳む
  • 2024-4-30(火) 17:32:44
「オールド・ガード」(2020) Netflixオリジナル



アンディ、ブッカー、ジョー、ニッキーの4人は不老不死の肉体を持つ戦士たちであり、遥か昔から人々を救うために正体を隠しながら戦い続けてきた。しかしそれは「死ねない」という苦痛の繰り返しでもあり、どれだけ戦っても世界から争いがなくならないことにリーダーのアンディは無力感を覚えていた。そんな折、元CIAのコプリーから誘拐された子ども達の救出依頼を受け南スーダンに赴いた4人だったが、依頼自体が罠であり不意打ちの銃撃による死から蘇る姿を映像に記録されてしまう。一方そのころ、海兵隊員のナイルは任務地で潜伏していた敵を制圧中に喉を切り裂かれてしまう。しかし目覚めた時にはその傷は消え去っていて……。

Netflixに復帰したのでようやく観ました。激かっこよシャリーズ・セロンをメガ盛りでお届け!!ありがとう!!!えーん、かっこいいよおおおおおおおおお!!かっこよすぎるのでここらでちょっと弱らせるね😉みたいなとこも良かったな(そういう話じゃない)

ジョーとニッキ―がさぁ……「彼氏かww」みたいな茶化しをものともしない愛を見せてくれたの良かったよねぇ……良かったねぇ……永遠の恋人たち……。

話自体はわりとゆるめというか、コプリーさんがちょっと見通し甘すぎてそのへんがあんまり……だったのと、不死身であることには意味があった!の下りは微妙だったかな。沢山の戦闘に介入してるからそりゃそういう風に人生が繋がっていくことはあるでしょ???無理やりすぎん???

2が制作されているはずだけど、まだ公開情報が来なくてぇ……原作コミックの邦訳版もないのか……そうか……。



クライマックスの5人での脱出劇、息のあった連携プレーがめちゃかっこよくて燃えた~~!そのうえでアンディが不死ではなくなりつつあるというのが、緊張感になっていて良かったな。生身のアンディの高所タイマンバトルかっこよかった~~。ナイルとの師弟関係っぽいところも良かったよ~。不死者たち、家族!という感じなのが良かったなぁ。

でもナイルの「不老不死でも数年ならバレない。だから少しだけ家族と一緒にいたい」っていう思いは最もなので、そこは叶えても良かったのでは?と思ってしまう。サガフロのアセルスの半妖ENDが頭をよぎったのでなおさらだな……。▲畳む
  • 2024-4-26(金) 21:39:23
「成功したオタク」(2021) 劇場にて



オ・セヨンはとあるK-POPアイドルの大ファンだった。当時中学生だった彼女は推しの記憶に残りたくて握手会に韓服を着て行き注目され、推しにも彼のファン達にも認知され、テレビのバラエティ番組で彼と共演したりもし、知る人ぞ知る「ソンドク(成功したオタク)」となった。けれど2019年、その彼は性犯罪の加害者として逮捕されてしまい、セヨンの推し活は唐突な終わりを迎えた。月日が経ってもこのことをどう受け止めるべきか、どういう姿勢でいるべきか分からないままのセヨンが答えを求めて同じ経験をしたファン達に取材していくドキュメンタリー。

予告だと推しの名前伏せてるけど、逮捕された事件というのはバーニング・サン事件 のことです。

ちょっと肉体疲労がたまっていて途中寝ちゃった……ごめんね……真摯に自分や取材相手の気持ちを引き出して向き合っていくドキュメンタリーで良かったです。皆自分の気持ちをしっかり言語化できててすごいな……。

助監督を頼もうと思ってた人から実は私もかつての推しが……と告白されて、お互いのグッズ持ち寄って処分しようとするけど「これは~でこの時は~で」と思い出話がつきなくて、気持ちが揺れちゃってでもあの時は確かに大好きででも彼らがしたことは絶対に許せないことで……っていう戸惑いが生々しくて、見入っちゃった。「(サインに)学年1位になって親孝行しろよ!って書いてくれて、私はそれで学年1位になったし親孝行もしたのに、書いた本人は今刑務所だよ!」っていうのが……本当にもうね……ちくしょうだね……。

途中で「推しが酷い犯罪をしていてもその人のファンであり続ける人はどんな気持ちなのか」という話になってパク・クネ元大統領の支持者集会(彼女を即時釈放せよ!とずっと集会を開いている)に取材にいくのがすごい緊張感でひえってなった。監督も「やべぇところ来ちゃった」って顔してなかった?ちょっと怖かったよ。

けど本当に皆自分の気持ちをしっかり言語化できててすごいよ(二回目)友達に取材しに行った時にヨーグルトマッコリ作ろうとして大失敗するところを結構長めにいれてたりとか食事シーンを多めに入れてるのは、推し活以外にも生活があって、っていうイメージなのかな。監督のお母さん(お母さんはかつての推しがセクハラ疑惑からの自死している)
にインタビューするところが良かったな。寝起きみたいな感じで出てくるお母さんもすごくしっかり考えを喋るの良かったな。

良かったなと言っても起きている事件の陰湿さがきついんですけどね……。
  • 2024-4-10(水) 21:37:41
「マルセル 靴をはいた小さな貝」

もうコミュニティの、家の外の世界も知っているマルセルなんだよな。
  • 2024-4-8(月) 22:39:38
「マルセル 靴をはいた小さな貝」

コミュニティと再会してみんな家に帰ってきて賑やかになって、それはとても幸せな光景だけど、だからこそディーンと過ごした一対一でゆっくり会話する日々は貴重なものだったんだなと浮かび上がってくるのが良かったな。▲畳む
  • 2024-4-8(月) 21:23:46
「マルセル 靴をはいた小さな貝」(2021) アマプラにて



カメラを向けられているのはマルセル、目のある2.5cmの貝から靴をはいた足が生えていている不思議な存在。彼はおばあちゃんのコニーと人間の家で隠れて暮らしている。かつてはマルセルの両親も含めて20匹からなるコミュニティがこの家にはあったというが、今は2匹だけ。カメラを向けているのはディーン、映像作家。いろいろあってAirbnbに出ていたこの家に越してきてマルセルと出会った。マルセルのドキュメンタリーを撮影してネットに公開したいのだという。マルセルの日々の生活や暮らしの工夫を記録した動画はたちまち話題になり、ネットを通じて多くの人と繋がれることを知ったマルセルは、やがて行方不明の家族を探したいと思い始めるが……。

良い映画でした……(しんみり)実写とストップモーションアニメを組み合わせたモキュメンタリーなんですけど、マルセルが、まぁ、かわいくてですねぇ……胸がぎゅ~~~~~っとなってしまい、観てる間はわわわわってなり続けてしまった。そのうえ、話がぁ、切ない!!!胸が重ねてぎゅ~~~~~っとなってちょっと休憩入れながら観た。おばあちゃん……おばあちゃん!!!マルセルとディーンが友情を育んでいる感じがドキュメンタリー構成の映像からもじんわり伝わってきていて、それが凄く良かった。冗談で笑いあったり、すれ違ったり、元気づけようとしたり、それができる距離にお互いいる感じが、良かったです。良かった。

マルセルもおばあちゃんもあまりにも愛しみのある造形で……と思っていたけど、ティーカップのお風呂入ってるところはとても目玉の親父でした。親父も愛しみのある造形か。


取材を受けない、受けない、受ける、受けない、からの沢山の取材スタッフがやってきて塞がれていた窓の新聞紙が剥がされて家に光が差し込むシーン、劇的な雰囲気の変化に「どうかこの取材で起きるのは良い変化であってくれ」と願わずにいられなくてめちゃくちゃに心が揺さぶられてしまった。そしておばあちゃん……怪我をきっかけに急激に衰えていくところとかリアルすぎてショックで辛かったけど、明るい陽射しの中を去っていくのは優しいシーンで良かったな。マルセルが「パーティの音を遠くに聞いているのは安心する」って言ってたの泣いちゃったな。自分達以外の人間たちが家にたくさんいるという変化を感じながら、マルセルにとって良い方向に変わるからと思いながら逝ったのかな。おばあちゃん……。

そこからのコミュニティとの劇的な再会、真面目にべしょべしょに泣いてしまったよ。救いだよ。ありがとう、良い映画です……。

でもコミュニティ、なんとなくみんな貝かと思ってたらまったく貝じゃないのもいて、え???マルセル達って、な、何????みたいになった。妖精さんってことでよろしい??▲畳む
  • 2024-4-8(月) 20:17:40

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